REPORT

ALL

REPORT

WEAVER @ 東京渋谷NHKホール

こんにちは!神戸VARIT.の店長、南出ですー。カンサイカレッジチャートのサイト、リニューアルされましたね。かっこいいでしょ?やったね!笑

 

というわけで、僕もライブレポート、書いていこうかなぁ〜と思うのですが、第一回目は、チャートにもちょこちょこ入って来る神戸出身バンド「WEAVER」にしようかな!

 

 

WEAVERとVARIT.の関係は、、、ま、今回は置いておきましょう。11/28(土)に東京渋谷NHKホールで行われたホールワンマンツアーのファイナル公演を見て来ました。

 

さすがに、、、凄い。ホールワンマンならではのステージセット。そして照明をはじめとする演出。そして何と言っても、WEAVER自身のライブ力!僕は高校2年生の頃のWEAVERを知っているので、それこそ10年前のWEAVERと比べたら当たり前なんですが、いやいや、、、去年のWEAVERともまったく違うのです。

 

格段にアップした杉本のボーカル力。ドラム河辺の刻むハイハットの8つのビート。ベース奥野に至っては、ベースはもちろん、ピアノやタムドラム廻しの器用さ。デビューしてから、こんなに進化するバンドって、他にいるのかな?と思うほどの成長を見せつけたファイナル公演になったかと思います。

 

「Shine」で始まったライブは、じっくりとファンのみなさんの空気と馴染んでゆく。一音一音、大切に奏でる3人はとても凛々しく見えた。そして2曲目の「トキドキセカイ」はVARIT.で働く僕にとってはかけがえのない歌。アマチュア時代をもがき苦しみながら、それでもメジャーデビューを目指していたWEAVERの、僕が最初に驚きを持って感じ入った歌。今は3000人を超えるであろうここに集まったファンを沸かせる歌になっているなんて。ラストのサビに向かう途中、杉本のタイム感で表現されるブレイクに、、僕は少し涙が出た。

 

 

他にもファンのみなさんにとって大切な歌を奏で重ねていくWEAVER。

 

でも僕は、馴染みのある楽曲ばかりではなく、ツアーで発表になった来年2月に発売されるというフルアルバムに収録されるであろう楽曲たちに感銘を受けました。大きな本棚のステージセットが格納され、巨大なスクリーンに表現される映像とマッチする、彼らの新しい歌。イギリス留学を経て、大きなツアーを成功させる中、こうして自分たち自身の音楽を結実させてみせたWEAVERが、とても大きく、頼もしく見えた瞬間でした。これからのWEAVERは、独自の新しい表現方法を駆使して、我々ミュージックラバーの耳や心を開拓していくのだろう、、、大袈裟ではなく、僕はそう感じました。

 

奥野と河辺は大学生として生活していたVARIT.でのアマチュア時代。杉本はピアノに打ち込みつつも大学生生活に羨ましさを持っていたことを知っています。今、彼らの音楽から感じられる胸を掻き毟るような旋律とビートは、もしかして満たされない杉本というフィルターを通して、ドッと外へ放たれることによって完成されるのかも知れない、、。ふとそんな想いを抱きました。

 

そしてこの夜、神戸へ帰る予定をキャンセルし、ツアーファイナルの打ち上げに参加させていただき、スタッフのみなさんに愛されるWEAVERを、また誇らしく感じながら過ごすことになるのでした。

 

翌朝は、、、ツラかった。。。苦笑